まんびきかそぐ。 『万引き家族』は「家族の映画」でも「貧困の映画」でもなかった(真鍋 厚)

【万引き家族】最後のシーンで意見が食い違い嫁と大喧嘩した話し。

夏を迎える頃、祥太はいつもの駄菓子屋で「りん」に万引きをさせたところ、年老いた店主からお菓子を与えられ「妹にはさせるなよ」という言葉をかけられた。 是枝監督については、もう映画ファンには説明不要でしょうし、映画をあまり観ない方でもその名前はご存知なのではないでしょうか? 今作でのパルムドール受賞の他にも、日本アカデミー賞最優秀賞6冠を達成し、ヴェネティア国際映画祭コンペティション部門正式出品された『三度目の殺人』や第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『そして父になる』などを監督された日本を代表する映画監督のひとりです。 不審に感じた警察は、柴田家の住所へ先回りし、治たちが逃げようとしているところを取り押さえた、というのが逮捕に至る簡単な経緯でした。 そんな彼女の 後日譚を敢えてラストに持ってきて、寂しげなりんの表情でラストを締めたところに、是枝監督の並々ならぬ問題意識の強さが感じられました。 時は流れ、夏を迎え、治はケガが治っても働かず、信代はリストラされるが、それでも一家には、いつも明るい笑い声が響いていた。 そんなある日、祥太とりんが地元のスーパーで日用品の万引きを行おうとしたところ、祥太が店員に追いかけられて右足に大怪我を負ってしまう。 安藤の涙も、その場で湧いてきたリアルな感情によるものだった。

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【万引き家族】最後のシーンで意見が食い違い嫁と大喧嘩した話し。

2019年2月24日閲覧。 最優秀女優賞「 」「 」• 本作でも血の繋がらない治たち家族の絆と、世間の常識からは外れているが貧しくも幸福そうな彼らの生活が描かれて行くのだが、本作の終盤ではそれまでの家族を見守る様な視線とは異なり、治たち家族の絆や共に過した濃密な時間が、社会の正義や正論によって否定されていく過程が描かれることになる。 それが映画だもの、と言われてしまえばそれまでだが、社会的に阻害されている者を描くには作品自体がカッコよすぎないか。 しかし、ゆりの家の中から聞こえてくる凄まじい夫婦喧嘩の様子を聞いて、そのままゆりを柴田家で引き取ることに決めた。 しかし、ストーリー後半では無理に無理を重ねてかろうじて維持されていた「万引き家族」は、初江の死と共に「砂上の楼閣」のように一気に崩れ去ってしまいます。 そして初枝が義理の娘として同居している亜紀は実はこの息子夫婦の娘であることが明らかになる。

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万引き家族 : 作品情報

【2018年6月19日最終更新】 かるび( です。 再びDV家族の元へと戻り、孤独な毎日を送るりん。 治の妻・信代役には、安藤サクラさん。 第23回• それによって家族とは何かという輪郭を浮かび上がらせる。 番組の冒頭と最後に監督のコメント映像が入り、最新作「真実」が紹介され、メイキング映像が本編終了後に放送された。

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【万引き家族】最後のシーンで意見が食い違い嫁と大喧嘩した話し。

疑問点4:なぜ亜紀は家を出て柴田家へ転がり込んだのか 引用: 亜紀は、何をやっても自分より才能のある妹、さやかに両親の愛情を一手に奪われ(たと少なくとも本人はそう感じていて)、実家に居場所がなくなったため、初江を頼って初江の家に転がり込んだのでした。 2018年11月28日閲覧。 当たり前ですけど、悪いことをしていたんだから。 ただ、間違いなく彼女は一番いいタイミングであの役と出会ったのではないかと自負しています。 亜紀だけは初枝により収入を家に入れなくてもよいことになっていた。 助演女優賞「 」• 2018年12月7日. だが、血の繋がらないゆりと家族の平穏のために、迷わず自身の仕事を犠牲にした信代の行動と、ラストで彼女が取った選択こそは、まぎれもなく真の母親のそれではなかったか?我が子と家族のために行動した信代と、再び家に帰ったゆりに対する実の母親の態度と比べれば、もはやどちらが本当に子供のことを思う母親であるかは明らかだ。

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【ネタバレ有】映画「万引き家族」感想・考察と10の疑問点を徹底解説!/パルムドール受賞作品はダテではなかった!心動かされる傑作!

2010年1月19日閲覧。 あそこにナイーブ風な男前が現れてしまった時点で、見栄えのいいファンタジーになってしまっていないか。 遊泳シーンの撮影では、台風が迫る前の波が高い状況でしたが、是枝監督自ら海に入って撮影を行ったと言います。 引用: 海辺で見せた彼らのくつろいだ表情を見ていると、「貧困」への強烈な問題提起がなされている映画でありながら、「幸せであること」と「お金があること」の間には厳密な関係性がないのかもしれない、とも思わされます。 日本の山積する問題を詰め込んだかのような映画なので、そりゃ「日本の恥」と言う方も出てきますが、これが 現実に起きているのに、そこから責任転嫁して目を背けるからそんな考えに至るのだと思います。 引用: りんは、両親が家庭内で常に言い争い、母親が父親から絶え間ないDVを受ける中、精神的に追い詰められた母親から育児放棄された挙げ句、虐待を受けていました。

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映画『万引き家族』あらすじと感想レビュー。事件は実話?元ネタを調査

しかし、パルムドール受賞という最大級の結果に、様々な反響が寄せられるようになり、是枝監督は「21年ぶりの(日本映画の)パルムドールということで、思った以上に取り上げられて、普段、映画について語らない人たちもこの映画について語る状況になって、一部で、僕と僕の映画が物議を醸しているかのような状況になっていますが」と、是枝監督を取り巻く状況が一変したことを明かしつつも、「それはこの映画が、通常の枠を超えて多くの人のところに届いているのだなと個人的には前向きに捉えています」とコメントしてみせた。 物語をちょっと視点を変えて楽しむ程度のレベルです。 2018年度ベスト映画 日本映画部門 第1位• 是枝監督らしい、いい作品になると感じています」とコメントしていた。 唯一、すぐに思い浮かべるとすれば、すでに2008年にお亡くなりになった、映画 『復讐するは我にあり』などの編集を担当した浦岡敬一に匹敵するといっても良い、面白い編集を是枝監督は見せていました。 世の中から見向きもされない人たちに光を当てている意図はわかるのだが、さすがに名演技に、映画的なロケーションと撮影に、役者そのものの魅力に負い過ぎてはいないだろうか。 映画は時に、世界中に向けてそれぞれの国が抱える現実を発信する役割を果たす。

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【ネタバレ有】映画「万引き家族」感想・考察と10の疑問点を徹底解説!/パルムドール受賞作品はダテではなかった!心動かされる傑作!

観ていて目頭が熱くなるほど優しい気持ちに包まれているかと思えば、砂の城の上に立ってその気分を味わっているかの様な気分になります。 2019年2月19日閲覧。 万引き家族のあらすじ 高層マンションの谷間に、まるで取り残されたかのようにひっそりと建つ風が吹けば壊れそうな平屋。 本作は、 映画のラスト結末の読みを、それぞれ観客の各自にさせています。 プロデューサー - 松崎薫、代情明彦、• 台本には書いてない台詞やシーンはいくつかありました」と言う是枝監督。

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